札幌市厚別区の基幹病院として、内科・消化器内科・循環器内科・リハビリテーション科・歯科・医療療養型のサービスを提供しております。
パウロの大空を元気に泳いでいた五匹のこいのぼりに、「お疲れさま」と別れを告げた。そして冬の間、大切に冬囲いされていた白いマリア様の御像が美しい姿を見せた。思わず「マリア様、お久し振り、春ですね」と挨拶をした。小鳥がピピッと鳴いた。
今日の私は、春を先取りして、白いブラウスにモスグリーンのカーディガンを着ている。廊下を歩いていたら、車椅子の奥さんを押して院内を散歩していたS男さんが「会長、春らしくていゝネ」をほめてくれた。素直に嬉しくて、「ありがとう」とお礼を言った。
今日は週明けの月曜日、私の心は今日の空の様にピーカン!に晴れている。それは、日本国中の沢山の野球ファンが見たであろう長嶋茂雄さんの姿が今なお、私の心と目に焼きついているから…。
5月5日、長嶋さんは、松井秀喜さんとともに東京ドームで国民栄誉賞を授与された。そのセレモニー…。ミスタージャイアンツ、長嶋さんがバッターボックスに立って、松井さんの投球に片手で大きくバットを振った瞬間、球場に感動の「ウオーッ!!」と言う声、声、声が大波のうねりの様に押し寄せて、広がって行った。テレビを観ていた多くの人が長嶋に「打ってほしい」「打て!!」と祈ったに違いない。ファンの声をのみ込むように、球場には感動の声、声、声が広がって行った。涙がボロボロ、私のほっぺたを伝って流れた。スポーツはいゝなあ!!と、スポーツ音痴の私の胸が熱くふるえた。
「我が巨人軍は永久に不滅です!!」不死鳥のように甦った長嶋さんの姿は、まさに不死鳥の如く格好良かった。多くの人に勇気を与えてくれた。
では、女として、かっこいゝ人生を全うするには、どう生きればいゝのだろう?――まず、神様に恥じない生き方をしよう。会えてよかったと思ってもらえる人になろう。子供に、孫に、長生きしてよ、と言われるおーちゃん(私)になろう。目標は認知症ナシで120歳!!