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心の回診

第五十三回
日曜日の朝、昨夜から降り積もった雪をこいで、ミサに与(あず)るために教会に行った。私と息子の大 きな……[続きを読む]
第五十二回
患者さんに関わる仕事を長く続けていると、時々魂が震える様な不思議な体験をする時がある。病室を回ってい……[続きを読む]
第五十一回
新しい年が明ける。しかし余りその実感がない。振り返って何と忙しい一年だったのだろう…と思うけ ど、こ……[続きを読む]
第五十回
時計の針はいつもと同じく、規則正しく時を刻んでいる。なのに12月は何故こんなにも心忙しくなるのだろう……[続きを読む]
第四十九回
私が夫と結婚したのは22歳の時だった。夫は一回り上だったから、今思うと何と若くして結婚したのだ ろう……[続きを読む]
第四十八回
私はどちらかと言うと父親っ子だったかも知れない。父は「一徹」と言う名前の通り生涯を頑固一徹に生 きぬ……[続きを読む]
第四十七回
何度か、「心の回診」に書かせて頂いた事のある母の事を、読者の方が「お母さんはお元気ですか?」と 心配……[続きを読む]
第四十六回
いと言うのは、容姿が衰える事よりむしろ、心が衰える事ではないだろうか。何をやっても自信が持て……[続きを読む]
第四十五回
パウロ病院の関連施設「ケアハウス桜」には70名の方が入居されている。この施設を建ち上げる時、私は「明……[続きを読む]
第四十四回
一年を通じて、一番好きな季節が巡って来た。七条橋を曲がって右手に豊平川を見ながら車窓から眺める風景・……[続きを読む]